共通テスト後が勝負!|医学部にこだわる人の出願校決定「まで/から」STEP
ご無沙汰しています!みにみです。
共通テストが終わり、国公立志望者は二次試験に向け、気持ちを切り替え始めている頃と思います。
まずは、現役生のみなさんも、浪人生のみなさんも、2日間本当にお疲れさまでした!
今年はテスト形式の変化や新型コロナウイルスによる、高校での学習遅延など、イレギュラーの多い1年でした。
昨日、問題を少し眺めたり、各予備校の講評を見たりすると「難化」の文字がちょこちょこと出ていました。
部外者が「難化」と言う、ということは、緊張の中戦う受験生にとっては、厳しい問題(量・質ともに)だったのではないかと思います。
そう…この初・共通テストで自分の点数の立ち位置が分からない人や、動揺で思ったように点が取れなかった人にとっては、二次に向けて勉強!と気持ちをすぐに切り替えられないのが、現状なのではないでしょうか。
特に医学部生で、どうしても今年合格したい人にとっては、悩みに悩んで志望校決定にかなりの時間を費やす可能性があります。
このような「悩み」で大事な勉強時間を減らさないために。
共通テストで思うように点が取れなかった人が「医学部」にこだわり、志望校を決定するときのSTEPをご紹介します。
- STEP1 自己採点&各予備校の「リサーチ」に提出
- STEP2 出願校決定で最も大切にするものを決める
- STEP3 志望校の確定
- STEP4 過去問の準備と研究・分析・演習
- STEP5 少々の面接対策と当日のシミュレーション
- *最後に ぎりぎりの点数の人へ*
STEP1 自己採点&各予備校の「リサーチ」に提出
現役生は学校で、浪人生はインターネットで、リサーチに得点を記入(登録)し提出します。
これは絶対にやってほしい…!
昨年までは、塾のみでの受付だった河合塾のセンターリサーチは、コロナウイルスの影響で、今年はオンラインのみになっていました。
注:提出締切日を過ぎたため、登録不可
↓ 河合塾共通テストリサーチはこちらから ↓
ここでのポイントとしては、志望大学名(国公立)はできるだけ全部埋めること。
まず、第一志望は必ず書くとして、その他
・過去に模試でA判定をもらったことのある大学
・過去のデータ(センター)で得点率84~85%の大学
・自分の不得意科目の点数比率が低い大学
・二次比率が非常に高い大学
…など、自分の得点が上手に活かされる大学をすぐに調べて、リサーチに提出しましょう!
<大学検索におススメのツール>
*大学受験パスナビ
模試の結果(偏差値)を利用して、志望校を絞った後、得点比率(共通:二次や科目ごとの)や過去問ページから問題をチェックできる。よく使ってました!
STEP2 出願校決定で最も大切にするものを決める
自分にとって、何が大切か。自分はどうしたいのか。
周囲の声ではなく、あなた自身の気持ちを大切にしてください。
どうしてもあの大学の医学部がいいのか。
どうしても医学部がいいのか。
粘るのか。もう1年の覚悟を決めるのか。
あなた自身が後悔しない決定をしてください。
きっとそこにはご家庭の事情も関係してくるでしょう。それでも、自分がこうしたい、と思うことがあるのならば、その気持ちを親や学校の先生、塾の先生などに伝えましょう。
助けてもらいたいときには、素直に助けを求め、自分でやると決めたことは必ずやり切りましょう。
ここで、今年どうしても医学部を受験する、と決めた人は次のSTEPに進みましょう。
STEP3 志望校の確定
このステップは、リサーチの結果を見て出願校を決定できた場合には飛ばしても構いません。
リサーチの結果、どうも判定が不安。そのほかに書いた志望校も、どこかしっくりこない…そんな人は、更に志望校を検索しましょう。
提出されたデータから「○○大学医学部なら自分は何番目」という立ち位置を大まかに把握可能です。
どうしても医学部、という人は、ここで絞り込まれた大学の二次比率や試験傾向を研究し始めましょう。さらに数校に絞った後は、各大学の問題(主に英・数)をコピーし、解き比べるのもいいかもしれません。
どんなに遅くなっても、二次試験1か月前(1/25)より前には出願校を確定させましょう。そして、願書を取り寄せし、出願しましょう(出願、間に合わない!なんてことがないように)。
また、中・後期日程に関しては、各ご家庭の事情と、自分の意志で決定します。
中期を受ける医学部生は、ほとんど薬学部受験でしょう。
中期受験日が前期の合格発表の可能性もありますし、3つの日程全て受けるのは体力的にきつい部分があります。そのため、薬学部にも興味がある人以外にはあまり受験をお勧めしません。
個人的に、中期薬学部を受験する場合には、できるだけ家から近い薬学部をお勧めします。
後期日程は、前期で医学部が微妙な得点だった場合(これまででいうセンター82~85%)、厳しい戦いになることが想定されます。
それでもどこか受けたい、と思っている人は
・センター比率が低い(他大に比べ)
・後期の募集人数が多い
・あしきりの可能性が低い
といった医学部を選択するもよし、はたまた、違う生命系の学部を選ぶも良し。
ここも、あなたの選択をしてください。
STEP4 過去問の準備と研究・分析・演習
出願校が決まり、覚悟を決めたら、手に入るだけの過去問を手に入れて、研究・分析していきましょう。どの教科が、何分で何問か、選択式・記述式はどれくらいの比率か、難易度はどれくらいか…など、問題を見ながら気付いたことをどんどんメモします。
志望校の過去問が多く手に入らなそうな場合には、過去問演習後の振り返りと同時に問題の分析を行いましょう。
個人的におすすめするのは、パスナビ等を利用して、同じような問題傾向を持つ大学も見つけておくこと。同じような偏差値帯の大学や旧帝の問題を見てみると、いくつか同じような問題が出ていることがあります。出願校の過去問(科目が同じ場合には前後期どちらも)が5~10年分終わったら、復習や解きなおしをしつつ、同傾向大学の過去問演習も進めましょう。
同時にするべきは基礎基本の復習。また、これまでずっと使ってきたテキストでの演習。過去問演習で見つかった弱点や忘れてしまった知識(特に数Ⅲ!)を補っていきましょう。
STEP5 少々の面接対策と当日のシミュレーション
医学部受験では、ほとんどの大学で課される面接。得点化されて入試結果に大きく影響する場合もありますが、重要さで言うと学力試験の方が上なので、ここに力を入れすぎるのは良くありません。
ただ、何も対策しないのは不安だと思います。最低限の情報収集と、どの医学部でもほとんど聞かれるような質問に対する答えは作っておきましょう。
例えば…
・医学部を志望する理由…本校を志望する理由等も含む
・医学部に入って何をしたいか、何科が希望か
・高校時代に頑張ったこと
・(医学関係/無関係ともに)最近気になったニュース
→コロナ関連は、答えを工夫しないと、印象が良くないかも
など。
ついでに、その大学の医学部長さん(学長さん)の名前や考え方、大学の方針みたいなものも見ておくと良いでしょう。
周りの大人(先生や親)に面接練習や指導をお願いしてもいいかもしれません。
入室から練習しておけば、かなり安心して面接に挑めると思います。
そして当日のシミュレーション。
当日持っていくもの、ホテル(家)からの道のり、試験時間にどの問題から、どんな時間配分で取り掛かるのか、休憩時間にやることetc…
当日に不安が1つもないように、考えられるすべてのことを考え、準備しておきます。
これについては、できたら二次試験前に追加記事を出したい(・・;)
*最後に ぎりぎりの点数の人へ*
Twitterなどで、自己採点した人(現役も浪人も、大人も)の結果を眺めると、本当に賢い人たちの好成績が並んでおり、みなさんすごいな…と感心してしまいます。
昨年度および一昨年度の成績を、私もこのブログに載せていますが
昨年度↓
一昨年度↓
そう。華々しく結果を公表している人とは異なり、どちらも「好成績」とは言い難いのです💦
だから、どちらの年度もぎりぎりまで出願校をとても悩みました。
そんな私だからこそ、そして、今年だからこそ、私はこの記事を書きたい(書かねば)と思いました。
もし、あなたが共通テストで思うような点数を取れていなくても、落ち込みすぎる必要はありません。Twitterで見かけるような9割超が当たり前、なんて結果を眺め続ける必要もありません。
現実的に厳しい面はあるかもしれない。
けれど、今までの自分の努力を無駄だった、なんて思わないでほしい。
自分の成績と向き合って、とことん苦しんで。
まずは2月末まで、場合によっては今年度の最後まで、走り切ってきてください。
自分の人生を作るのは自分だから。
☆最後まで読んでくれた受験生の皆さんへ☆
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↓できる範囲で話を聞きます。お気軽にどうぞ。